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設計施工資料集:金属製外壁材・屋根材 標準施工編 2017年版 | 各種 | ニチハ株式会社

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(1)

 

1)建築基準法の目的

  建築基準法では、建築物の敷地、構造、設備および用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康

  および財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的としています。

2)建築基準法の構成

部分 構造の種類

○耐火構造区分

耐力壁、柱、床、はり、 屋根、階段

非損傷性:構造耐力上支障のある損傷を生じないこと

遮熱性  :加熱面以外の面の温度が当該面に接する可燃物の延焼の        おそれのある温度以上に上昇しないこと

遮炎性  :屋外に火炎を出すおそれのある損傷を生じないこと

性能規定化に伴う建築基準法の構成

性能の定義

要求性能の

技術的基準

適合基準

大臣の認定

法律

政令

告示

または

(大臣が定めた構造方法)

建築基準法は大別すると、「仕様規定」と「性能規定」の2つに分けることができます。

耐火構造

通常

1時間~3時間 (30分)

非損傷性

火災の種類 時間 要件

壁、床 通常 1時間(30分) 遮熱性

外壁、屋根 屋内の通常 1時間(30分) 遮炎性

耐力壁、柱、床、はり、 屋根、階段 準耐火構造

通常 45分(30分) 非損傷性

壁、床、軒裏 通常 45分(30分) 遮熱性

外壁、屋根 屋内の通常 45分(30分) 遮炎性

準耐火構造 壁、床、軒裏(延焼部分) 通常 1時間 遮熱性

外壁 屋内の通常 1時間 遮炎性

耐力壁、柱、床、はり 通常 非損傷性

防火構造

外壁(耐力壁) 周囲の通常 30分 非損傷性

外壁、軒裏 周囲の通常 30分 遮熱性

準防火構造

外壁(耐力壁) 周囲の通常 20分 非損傷性

外壁 周囲の通常 20分 遮熱性

床、直下の天井

床(天井)の構造 屋内の通常 30分

非損傷性 遮熱性

ひさし等の構造 ひさし等 通常 20分 遮炎性

屋根の構造 屋根 屋内の通常 20分 遮炎性

○防火材料区分

不燃材料(20分)

準不燃材料(10分)

難燃材料(5分)

※( )内数値は不燃性能テストに耐える時間を示し   ています。材料区分は包含的な関係にあります。

例えば、「準不燃材料で・・・」と表記された場合、 上位の不燃材料は使用が可能であることを示して います。

3)防耐火に関する基準

1時間

12- 1 「建築基準法」の防耐火性能に関わる規定

12- 2 住宅品質確保の促進等に関する法律

12- 3 特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律

12- 4 長期優良住宅の普及の促進に関する法律

12- 5 センターサイディングの補修方法

(2)

 12-1 「建築基準法」の防耐火性能に関わる規定

 

1)建築基準法の目的

  建築基準法では、建築物の敷地、構造、設備および用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康

  および財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的としています。

2)建築基準法の構成

部分 構造の種類

○耐火構造区分

耐力壁、柱、床、はり、 屋根、階段

非損傷性:構造耐力上支障のある損傷を生じないこと

遮熱性  :加熱面以外の面の温度が当該面に接する可燃物の延焼の        おそれのある温度以上に上昇しないこと

遮炎性  :屋外に火炎を出すおそれのある損傷を生じないこと

性能規定化に伴う建築基準法の構成

性能の定義

要求性能の

技術的基準

適合基準

大臣の認定

法律

政令

告示

または

(大臣が定めた構造方法)

建築基準法は大別すると、「仕様規定」と「性能規定」の2つに分けることができます。

耐火構造

通常

1時間~3時間 (30分)

非損傷性

火災の種類 時間 要件

壁、床 通常 1時間(30分) 遮熱性

外壁、屋根 屋内の通常 1時間(30分) 遮炎性

耐力壁、柱、床、はり、 屋根、階段 準耐火構造

通常 45分(30分) 非損傷性

壁、床、軒裏 通常 45分(30分) 遮熱性

外壁、屋根 屋内の通常 45分(30分) 遮炎性

準耐火構造 壁、床、軒裏(延焼部分) 通常 1時間 遮熱性

外壁 屋内の通常 1時間 遮炎性

耐力壁、柱、床、はり 通常 非損傷性

防火構造

外壁(耐力壁) 周囲の通常 30分 非損傷性

外壁、軒裏 周囲の通常 30分 遮熱性

準防火構造

外壁(耐力壁) 周囲の通常 20分 非損傷性

外壁 周囲の通常 20分 遮熱性

床、直下の天井

床(天井)の構造 屋内の通常 30分

非損傷性 遮熱性

ひさし等の構造 ひさし等 通常 20分 遮炎性

屋根の構造 屋根 屋内の通常 20分 遮炎性

○防火材料区分

不燃材料(20分)

準不燃材料(10分)

難燃材料(5分)

※( )内数値は不燃性能テストに耐える時間を示し   ています。材料区分は包含的な関係にあります。

例えば、「準不燃材料で・・・」と表記された場合、 上位の不燃材料は使用が可能であることを示して います。

3)防耐火に関する基準

1時間

12- 1 「建築基準法」の防耐火性能に関わる規定

12- 2 住宅品質確保の促進等に関する法律

12- 3 特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律

12- 4 長期優良住宅の普及の促進に関する法律

12- 5 センターサイディングの補修方法

(3)

 12-1 「建築基準法」の防耐火性能に関わる規定

 

4)建築用途と防耐火基準

○防耐火基準は、建築物の用途・地域・階数・面積などにより、基準が異なります。

※1準耐火建築物のイ準耐・ロ準耐に適合する構造とすることもできます。

※2「※2の防火構造」以外の1時間準耐火構造、45分準耐火構造、防火構造、準防火構造とあるのは、建築物の延焼のおそれのある    部分に限る要求性能です。

※3「通常の火災を想定した火の粉による建築物の火災を防止するために屋根に必要な性能」もしくは「不燃材料で造るまたは葺く」を示    します。

※4屋根を不燃材料で葺き、室内側または直下の天井を防火被覆したものです。

※5センターサイディングは防火構造の大臣認定を取得していますので、準防火性能が求められる部位にも使用できます。 ※6 大規模建築物の木造3階建の基準とした場合、高さ制限はありません。

※7 高さ>13m、軒高>9mを超えるものは特殊な場合を除き、大規模建築物の制限を受け、外壁は耐火性能を有するものとなります。   上記内容には、その他防火区画、内装制限などがありますので、建築基準法、建築基準法施行令に準じてください。

用 途 地 域 階 数

面 積

S≦100 100<S≦500 500<S≦10001000<S≦1500 1500<S≦3000 3000<S

防火地域 (法61条)

準防火地域 (法62条)

法22条 区域

3階建以上 1・2階建

4階建以上

3階建

1・2階建

3階建

1・2階建

防火地域 (法61条)

準防火地域 (法62条)

法22条 区域

3階建以上 1・2階建

4階建以上

3階建

1・2階建

3階建

1・2階建

外壁:耐火構造   屋根:30分耐火構造 外壁・軒裏:1時間準耐火構造

屋根:30分準耐火構造※4 *各種条件をみたさないものは耐火構造となります

外壁・軒裏:防火構造 屋根:不燃同等※3

外壁・軒裏:45分準耐火構造       ※1 屋根:30分準耐火構造※4

外壁・軒裏:1時間準耐火構造 屋根:30分耐火構造※4

*各種条件をみたさないものは耐火構造となります

外壁: 準防火性能※5 屋根: 不燃同等※3

外壁・軒裏:45分準耐火構造(2階300m²以上)※1 屋根:30分準耐火構造※4

屋根:不燃同等※3 外壁・軒裏

:防火構造 (2階200m²以上)

外壁・軒裏:45分準耐火構造※1  屋根:30分準耐火構造※4

外壁・軒裏:防火構造 屋根:不燃同等※3

外壁・軒裏:45分準耐火構造       ※1 屋根:30分準耐火構造※4 (準防3階建て仕様)

外壁・軒裏:防火構造※2 屋根:防火被覆

外壁:準防火構造※5 屋根:不燃同等※3 4階建以上

外壁:準防火構造※5、※7 屋根:不燃同等※3

(大規模建築物 木造3階建)※6

外壁・軒裏:1時間準耐火構造 屋根:不燃同等※3

外壁・軒裏:防火構造※7 屋根:不燃同等※3 外壁・軒裏:防火構造※7 屋根:不燃同等※3 4階建以上

外壁・軒裏:45分準耐火構造       ※1 屋根:30分準耐火構造※4

外壁・軒裏:45分準耐火構造※1  屋根:30分準耐火構造※4

外壁:耐火構造   屋根:30分耐火構造

 

5)特殊建築物の防火基準(法27条,、別表1、令115条の3~116条)

○特殊建築物は、その用途、および建築延べ面積により求められる防耐火性能が異なります。

 12-1 「建築基準法」の防耐火性能に関わる規定

用   途

主要構造部に必要とされる性能およびその外壁の開口 部での防火設備で、大臣が定めた構造方法または認定 を受けたものを設けなければならない

用途に供する階

劇場・映画館・演芸場

主階が1階にないもの (※1)

準耐火建築物または 耐火建築物としなければ ならない

用途に供する部分の床面積の 合計

用途に使用する部分の 床面積の合計(数量)

客席部分≧200m²以上(※1) (屋外観覧席≧1,000m²以上 (※1))

観覧席・公会堂・集会場 3階以上の階(※1)

病院・診療所(患者の収容 施設のあるもの)・ホテル・ 旅館・下宿・共同住宅・寄宿 舎・児童福祉施設等(幼保 連携型認定こども園を含む)

2階部分≧300m²以上(※2) ただし、病院・診療所にあって は、2階に患者の収容施設の ある場合

学校・体育館・博物館・美術 館・図書館・ボーリング場・ スキー場・スケート場・水泳 場・スポーツ練習場

用途に供する部分≧2,000㎡ (※2)

百貨店・マーケット・展示場・ キャバレー・カフェー・ナイト クラブ・バー・ダンスホール・ 遊技場・公衆浴場・待合・料 理店・飲食店または物品販 売業を営む店舗

(>10㎡)

倉  庫

3階以上の部分≧ 200m²以上

用途に供する部分≧ 1,500m²以上

自動車車庫・自動車修理工 場・映画スタジオまたはテレ ビスタジオ

3階以上の階

用途に供する部分≧ 150m²以上 (ただし、主要構造部を 不燃構造とした準耐火 建築物とする) 令116条の表の数量以上

の危険物の貯蔵場または処 理場

全  部 準耐火建築物または

耐火建築物としなければ ならない

用途に使用する部分の 床面積の合計(階) 3階以上の階(※1)

3階以上の階(※1)

3階以上の階(※1)

3階以上の階(※1)

2階部分≧500m²以上(※2)

用途に供する部分≧3,000㎡ (※1)

※1 建築基準法施行令110条2号の基準に適合するものとして、主要構造部等の構造方法が耐火構造(耐火建築物等)のもののほか、 地階を除く階数が3で、3階を共同住宅または学校等の用途に供するものであって、一定の要件に該当する場合に限って、1時間 準耐火基準の準耐火構造による準耐火建築物とすることができます。(H27国交省告示253号、255号)

※2 建築基準法施行令110条1号の基準に適合するものとして、主要構造部等の構造方法が準耐火構造(耐火建築物または準耐火 建築物)等のものを定めています。(H27国交省告示255号)

○3階を下宿・共同住宅・寄宿舎の用途に供する場合、①から⑤までの基準に適合する準耐火建築物とする

ことができます。

①主要構造部が1時間準耐火構造であること。

②原則として、各住戸などに避難上有効なバルコニーなどが設けられていること。

③3階の各住戸などの外壁面に道又は道に通ずる幅員4メートル以上の通路などに面する開口部が設け

られていること。

④原則として、建築物の周囲に幅員3メートル以上の通路が設けられていること。

(4)

 12-1 「建築基準法」の防耐火性能に関わる規定

 

4)建築用途と防耐火基準

○防耐火基準は、建築物の用途・地域・階数・面積などにより、基準が異なります。

※1準耐火建築物のイ準耐・ロ準耐に適合する構造とすることもできます。

※2「※2の防火構造」以外の1時間準耐火構造、45分準耐火構造、防火構造、準防火構造とあるのは、建築物の延焼のおそれのある    部分に限る要求性能です。

※3「通常の火災を想定した火の粉による建築物の火災を防止するために屋根に必要な性能」もしくは「不燃材料で造るまたは葺く」を示    します。

※4屋根を不燃材料で葺き、室内側または直下の天井を防火被覆したものです。

※5センターサイディングは防火構造の大臣認定を取得していますので、準防火性能が求められる部位にも使用できます。 ※6 大規模建築物の木造3階建の基準とした場合、高さ制限はありません。

※7 高さ>13m、軒高>9mを超えるものは特殊な場合を除き、大規模建築物の制限を受け、外壁は耐火性能を有するものとなります。   上記内容には、その他防火区画、内装制限などがありますので、建築基準法、建築基準法施行令に準じてください。

用 途 地 域 階 数

面 積

S≦100 100<S≦500 500<S≦10001000<S≦1500 1500<S≦3000 3000<S

防火地域 (法61条)

準防火地域 (法62条)

法22条 区域

3階建以上 1・2階建

4階建以上

3階建

1・2階建

3階建

1・2階建

防火地域 (法61条)

準防火地域 (法62条)

法22条 区域

3階建以上 1・2階建

4階建以上

3階建

1・2階建

3階建

1・2階建

外壁:耐火構造   屋根:30分耐火構造 外壁・軒裏:1時間準耐火構造

屋根:30分準耐火構造※4 *各種条件をみたさないものは耐火構造となります

外壁・軒裏:防火構造 屋根:不燃同等※3

外壁・軒裏:45分準耐火構造       ※1 屋根:30分準耐火構造※4

外壁・軒裏:1時間準耐火構造 屋根:30分耐火構造※4

*各種条件をみたさないものは耐火構造となります

外壁: 準防火性能※5 屋根: 不燃同等※3

外壁・軒裏:45分準耐火構造(2階300m²以上)※1 屋根:30分準耐火構造※4

屋根:不燃同等※3 外壁・軒裏

:防火構造 (2階200m²以上)

外壁・軒裏:45分準耐火構造※1  屋根:30分準耐火構造※4

外壁・軒裏:防火構造 屋根:不燃同等※3

外壁・軒裏:45分準耐火構造       ※1 屋根:30分準耐火構造※4 (準防3階建て仕様)

外壁・軒裏:防火構造※2 屋根:防火被覆

外壁:準防火構造※5 屋根:不燃同等※3 4階建以上

外壁:準防火構造※5、※7 屋根:不燃同等※3

(大規模建築物 木造3階建)※6

外壁・軒裏:1時間準耐火構造 屋根:不燃同等※3

外壁・軒裏:防火構造※7 屋根:不燃同等※3 外壁・軒裏:防火構造※7 屋根:不燃同等※3 4階建以上

外壁・軒裏:45分準耐火構造       ※1 屋根:30分準耐火構造※4

外壁・軒裏:45分準耐火構造※1  屋根:30分準耐火構造※4

外壁:耐火構造   屋根:30分耐火構造

 

5)特殊建築物の防火基準(法27条,、別表1、令115条の3~116条)

○特殊建築物は、その用途、および建築延べ面積により求められる防耐火性能が異なります。

 12-1 「建築基準法」の防耐火性能に関わる規定

用   途

主要構造部に必要とされる性能およびその外壁の開口 部での防火設備で、大臣が定めた構造方法または認定 を受けたものを設けなければならない

用途に供する階

劇場・映画館・演芸場

主階が1階にないもの (※1)

準耐火建築物または 耐火建築物としなければ ならない

用途に供する部分の床面積の 合計

用途に使用する部分の 床面積の合計(数量)

客席部分≧200m²以上(※1) (屋外観覧席≧1,000m²以上 (※1))

観覧席・公会堂・集会場 3階以上の階(※1)

病院・診療所(患者の収容 施設のあるもの)・ホテル・ 旅館・下宿・共同住宅・寄宿 舎・児童福祉施設等(幼保 連携型認定こども園を含む)

2階部分≧300m²以上(※2) ただし、病院・診療所にあって は、2階に患者の収容施設の ある場合

学校・体育館・博物館・美術 館・図書館・ボーリング場・ スキー場・スケート場・水泳 場・スポーツ練習場

用途に供する部分≧2,000㎡ (※2)

百貨店・マーケット・展示場・ キャバレー・カフェー・ナイト クラブ・バー・ダンスホール・ 遊技場・公衆浴場・待合・料 理店・飲食店または物品販 売業を営む店舗

(>10㎡)

倉  庫

3階以上の部分≧ 200m²以上

用途に供する部分≧ 1,500m²以上

自動車車庫・自動車修理工 場・映画スタジオまたはテレ ビスタジオ

3階以上の階

用途に供する部分≧ 150m²以上 (ただし、主要構造部を 不燃構造とした準耐火 建築物とする) 令116条の表の数量以上

の危険物の貯蔵場または処 理場

全  部 準耐火建築物または

耐火建築物としなければ ならない

用途に使用する部分の 床面積の合計(階) 3階以上の階(※1)

3階以上の階(※1)

3階以上の階(※1)

3階以上の階(※1)

2階部分≧500m²以上(※2)

用途に供する部分≧3,000㎡ (※1)

※1 建築基準法施行令110条2号の基準に適合するものとして、主要構造部等の構造方法が耐火構造(耐火建築物等)のもののほか、 地階を除く階数が3で、3階を共同住宅または学校等の用途に供するものであって、一定の要件に該当する場合に限って、1時間 準耐火基準の準耐火構造による準耐火建築物とすることができます。(H27国交省告示253号、255号)

※2 建築基準法施行令110条1号の基準に適合するものとして、主要構造部等の構造方法が準耐火構造(耐火建築物または準耐火 建築物)等のものを定めています。(H27国交省告示255号)

○3階を下宿・共同住宅・寄宿舎の用途に供する場合、①から⑤までの基準に適合する準耐火建築物とする

ことができます。

①主要構造部が1時間準耐火構造であること。

②原則として、各住戸などに避難上有効なバルコニーなどが設けられていること。

③3階の各住戸などの外壁面に道又は道に通ずる幅員4メートル以上の通路などに面する開口部が設け

られていること。

④原則として、建築物の周囲に幅員3メートル以上の通路が設けられていること。

(5)

 

7)延焼のおそれのある部分(法2条の6)

 

○延焼のおそれのある部分とは、道路中心線・隣地境界線の2棟以上の棟相互の外壁間距離の中心線より、

  1階は3m以下、2階は5m以下の距離にある建築物の部分を意味します。

 ▶ただし、2棟以上の延面積の合計が、500m²以内の建築物は、1棟の建築物とみなします。

 ▶延面積の合計が、500m²以内の建築物の組み合わせ方法は自由です。

 ▶防火上有効な公園・広場・川などの空き地、水面、耐火構造の壁に面している部分には適用されません。

 12-1 「建築基準法」の防耐火性能に関わる規定

不要

2F 3F

1F 1F

1F 1F

2F 2F

2F

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(隣地) (Ⅲ敷地)

(Ⅰ敷地)

(Ⅰ敷地)

(Ⅱ敷地)

延面積の合計が500㎡ 以内の時は1棟とみなす

道路境界線

GL

C 200m²

B 370m²

A 250m²

道路 中心線 隣地境界線

建物

ℓ:1階=3m   2階=5m

  A+C=450<500m²

建物

延焼のおそれのある部分

参考例

法22条区域(※1)にある木造建築物は、外壁の内「延焼のおそれのある部分」を準防火

性能以上としなければならない(法23条)と規制されています。一般的に建築物の外壁の

一部を準防火性能以上としなければならない場合には、それ以外の部分の外壁も同様の

性能や仕様にすることが多く、従って見かけ上は建築物の外壁全体に防火規制がかかっ

ているように見える場合がありますので注意が必要です。

※1 建築基準法第22条第1項に規定される特定行政庁が指定する区域。屋根の防火

    性能に関する規制があります。

延焼のおそれのある部分

延焼のおそれのある部分

5m

3m 3m 3m

3m 3m

3m

5m 5m 5m

5m

※建築部の外壁線が上図に示す規定に適合しない、すなわち広い敷地の中央寄りに建設されない限り、

  「延焼のおそれのある部分」は、多くの建築物に存在する部分です。しかし、建築を行う敷地が防火地域や

  準防火地域に含まれていない場合でも、防火性能を求められる建築物を建設する場合には、「延焼の

  おそれのある部分」の範囲にあるかどうかで、要求される防耐火性能が異なりますのでご注意ください。

延焼のおそれのある部分

 

6)準防火地域内木造3階建て建築物の設計基準(令136条の2)(準防戸建3階仕様)

 

■外壁の開口部の構造及び面積

 ○隣地境界線などからの距離が、1m以内の部分にある外壁の開口部は、防火設備を設ける必要があり

   ます。ただし、開口面積が0.2m²以内の換気口は防火設備を設ける必要はありません。

 ○隣地境界線などまたは道路中心線からの距離が、5m以下の部分にある外壁の開口部は、それぞれの

   距離に応じて、開口部の面積の制限を受けます。

■外壁の構造

 ○外壁の構造は、準耐火構造とするか、屋外側を防火構造とし、屋内側に下記の防火被覆を設ける必要

   があります。

■主要構造部

 ○柱および梁の構造は、通常の火災より、建物全体が容易に倒壊するおそれのないよう、その方法および

   寸法の制限を受けます。

■床またはその直下の天井の構造

 ○通常の火災時において、下の階から上階へ容易に延焼しないよう、防火上の措置について、最下階の床

   を除き定められています。

■屋根またはその直下の天井の構造

 ○外壁と同様、室内側から通常の火災において、容易に炎および火熱が外部に噴出しないよう、防火上の

   措置について定められています。

 12-1 「建築基準法」の防耐火性能に関わる規定

イ  厚さが12㎜以上のせっこうボード

ロ  厚さが5.5㎜以上の難燃合板または厚さが9㎜以上のせっこうボードの    上に厚さが9㎜以上のせっこうボードを張ったもの

ハ 厚さが7㎜以上のせっこうラスボードの上に厚さが8㎜以上のせっこう    プラスターを塗ったもの

告示第1905号 第一による屋内側(壁)の防火被覆

A 屋根:不燃材(告示第1905号)

B 屋根の内側またはその直下の天井:防火被覆(告示第1905号)

C 軒裏:全周防火構造

D 3階室の部分区間:※1

E 隣地境界線などから5m以下の部分にある開口部:※2(告示第1903号)

F 床、天井:どちらかを不燃材(告示第1905号)

G 主要構造部である柱、梁:※3(告示第1905号)

H 外壁:準耐火構造または、屋内側を防火被覆した防火構造(告示1905号)

I 隣地境界線などから1m以下の部分にある開口部:※4(告示第2563号)

1m

※1 間仕切壁または戸(ふすま・障子その他これらに類するものを除く)で区画されています。

   (通常のフラッシュ戸、間柱の入った壁であれば問題ありません)

※2 距離に応じて面積を制限されています。延焼のおそれのある部分は防火設備とする必要があります。

※3 小径を12㎝以上とするか、または防火上有効に被覆する必要があります。

(6)

 

7)延焼のおそれのある部分(法2条の6)

 

○延焼のおそれのある部分とは、道路中心線・隣地境界線の2棟以上の棟相互の外壁間距離の中心線より、

  1階は3m以下、2階は5m以下の距離にある建築物の部分を意味します。

 ▶ただし、2棟以上の延面積の合計が、500m²以内の建築物は、1棟の建築物とみなします。

 ▶延面積の合計が、500m²以内の建築物の組み合わせ方法は自由です。

 ▶防火上有効な公園・広場・川などの空き地、水面、耐火構造の壁に面している部分には適用されません。

 12-1 「建築基準法」の防耐火性能に関わる規定

不要

2F 3F

1F 1F

1F 1F

2F 2F

2F

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(隣地) (Ⅲ敷地)

(Ⅰ敷地)

(Ⅰ敷地)

(Ⅱ敷地)

延面積の合計が500㎡ 以内の時は1棟とみなす

道路境界線

GL

C 200m²

B 370m²

A 250m²

道路 中心線 隣地境界線

建物

ℓ:1階=3m   2階=5m

  A+C=450<500m²

建物

延焼のおそれのある部分

参考例

法22条区域(※1)にある木造建築物は、外壁の内「延焼のおそれのある部分」を準防火

性能以上としなければならない(法23条)と規制されています。一般的に建築物の外壁の

一部を準防火性能以上としなければならない場合には、それ以外の部分の外壁も同様の

性能や仕様にすることが多く、従って見かけ上は建築物の外壁全体に防火規制がかかっ

ているように見える場合がありますので注意が必要です。

※1 建築基準法第22条第1項に規定される特定行政庁が指定する区域。屋根の防火

    性能に関する規制があります。

延焼のおそれのある部分

延焼のおそれのある部分

5m

3m 3m 3m

3m 3m

3m

5m 5m 5m

5m

※建築部の外壁線が上図に示す規定に適合しない、すなわち広い敷地の中央寄りに建設されない限り、

  「延焼のおそれのある部分」は、多くの建築物に存在する部分です。しかし、建築を行う敷地が防火地域や

  準防火地域に含まれていない場合でも、防火性能を求められる建築物を建設する場合には、「延焼の

  おそれのある部分」の範囲にあるかどうかで、要求される防耐火性能が異なりますのでご注意ください。

延焼のおそれのある部分

 

6)準防火地域内木造3階建て建築物の設計基準(令136条の2)(準防戸建3階仕様)

 

■外壁の開口部の構造及び面積

 ○隣地境界線などからの距離が、1m以内の部分にある外壁の開口部は、防火設備を設ける必要があり

   ます。ただし、開口面積が0.2m²以内の換気口は防火設備を設ける必要はありません。

 ○隣地境界線などまたは道路中心線からの距離が、5m以下の部分にある外壁の開口部は、それぞれの

   距離に応じて、開口部の面積の制限を受けます。

■外壁の構造

 ○外壁の構造は、準耐火構造とするか、屋外側を防火構造とし、屋内側に下記の防火被覆を設ける必要

   があります。

■主要構造部

 ○柱および梁の構造は、通常の火災より、建物全体が容易に倒壊するおそれのないよう、その方法および

   寸法の制限を受けます。

■床またはその直下の天井の構造

 ○通常の火災時において、下の階から上階へ容易に延焼しないよう、防火上の措置について、最下階の床

   を除き定められています。

■屋根またはその直下の天井の構造

 ○外壁と同様、室内側から通常の火災において、容易に炎および火熱が外部に噴出しないよう、防火上の

   措置について定められています。

 12-1 「建築基準法」の防耐火性能に関わる規定

イ  厚さが12㎜以上のせっこうボード

ロ  厚さが5.5㎜以上の難燃合板または厚さが9㎜以上のせっこうボードの    上に厚さが9㎜以上のせっこうボードを張ったもの

ハ 厚さが7㎜以上のせっこうラスボードの上に厚さが8㎜以上のせっこう    プラスターを塗ったもの

告示第1905号 第一による屋内側(壁)の防火被覆

A 屋根:不燃材(告示第1905号)

B 屋根の内側またはその直下の天井:防火被覆(告示第1905号)

C 軒裏:全周防火構造

D 3階室の部分区間:※1

E 隣地境界線などから5m以下の部分にある開口部:※2(告示第1903号)

F 床、天井:どちらかを不燃材(告示第1905号)

G 主要構造部である柱、梁:※3(告示第1905号)

H 外壁:準耐火構造または、屋内側を防火被覆した防火構造(告示1905号)

I 隣地境界線などから1m以下の部分にある開口部:※4(告示第2563号)

1m

※1 間仕切壁または戸(ふすま・障子その他これらに類するものを除く)で区画されています。

   (通常のフラッシュ戸、間柱の入った壁であれば問題ありません)

※2 距離に応じて面積を制限されています。延焼のおそれのある部分は防火設備とする必要があります。

※3 小径を12㎝以上とするか、または防火上有効に被覆する必要があります。

(7)

 12-2 住宅品質確保の促進等に関する法律

 

1)住宅品質確保法の骨子

 

 

瑕疵担保責任の強化

  請負者(住宅会社や売り主)は、引き渡した新築住宅に瑕疵があった場合、

  10年間はそれに対して責任を負い、補修や賠償金の支払いに応じなければなりません。

 

 ■瑕疵担保責任の対象となる部分

部位

ニチハ対応品

下地構成

防・耐火認定番号

■火災時の安全について

  

戸建てまたは共同住宅(延焼のおそれのある部分:開口部以外)

構造耐力上主要な部分

雨水の浸入を防ぐ部分

①住宅の基礎、基礎杭 ②壁 ③柱 ④小屋組   ⑤土台 ⑥筋かいなどの斜材 ⑦床版 ⑧屋根版   ⑨梁・桁などの横架材

①屋根の仕上げ・下地など ②外壁の仕上げ・下地など

2 住宅性能表示制度の創設

   住宅の性能を表示するための共通のルール(日本住宅性能表示基準・評価方法基準)を設け、 第三者機関である「登録住宅性能評価機関」がその基準に基づいて性能を検査・評価します。 ただし、これは検査した際の性能を評価したものであり、性能を10年間保証するというものでは ありません。また、性能評価を受ける・受けないは契約当事者の任意です。

性能表示される

10分野34項目

①構造の安定 ②火災時の安全 ③劣化の軽減 ④維持管理への配慮 ⑤温熱環境・エネルギー消費量  ⑥空気環境 ⑦光・視環境 ⑧音環境 

⑨高齢者などへの配慮 ⑩防犯

3 紛争処理機関の設置

  住宅性能評価書が交付された住宅に万一トラブルが発生した場合、その紛争に関する処理を

斡旋・調停・仲裁する「指定住宅紛争処理機関」が設置されました。今までは多大な費用と長い 期間を要していた紛争が、容易に迅速にそして安価に処理できる道が開かれました。

瑕疵担保責任

の強化

住宅性能表示制度

の創設

紛争処理機関

の設置

等級

耐火時間

4 60分

風光、エクセラード18、エクセラード16 (Fu-ge、グランスペック60)

木造下地・不燃下地

1時間準耐火構造 QF060BE-9225

3 45分

風光、エクセラード16(※1)、モエンS 木造下地・不燃下地

45分準耐火構造 QF045BE-9226 モエンM、モエンW 木造下地

2 20分以上

木造下地・不燃下地

防火構造

PC030BE-9201(木造下地) PC030BE-9202(不燃下地)

木造下地・不燃下地 各型による 4 60分 軒天18 木造下地

1時間準耐火構造 軒裏 QF060RS-9121 3 45分

45分準耐火構造 軒裏 QF045RS-9122、0053 軒天14 木造下地

2 20分以上 軒天12 木造下地

30分準耐火構造 軒裏

QF030RS-0154、0155、0156、0157

※1 エクセラードアドヴァンスは、個別に認定番号を取得しています。 ※2 軒裏に関する防耐火認定番号については、総合カタログをご参照ください。

ニチハ 外壁通気構法 関連商品・部材

■劣化の軽減について

  

構造躯体などに使用する材料の交換など大規模な改善工事を必要とするまで期間を伸長する        ための必要な対策

劣化対策等級(構造躯体)

通常想定される気象条件および 維持管理下で概ね75~90年

通気できる構造 となっている 外壁

・モエン透湿防水シートⅠ

・下地用木胴縁(現場調達品または住宅会社様支給品)   ・通気土台水切  ・通気見切縁  ・オーバーハング部材   ・通気留付金具  ・モエン本体   ・換気棟セット  ・L型通気材 2

通常想定される気象条件および 維持管理下で概ね50~60年

※等級3と等級2の違いについては、住宅品質確保法の条文をご確認ください。

2)日本住宅性能表示基準のニチハ対応品

 

 

風光、エクセラード(※1)、モエンS

センターサイディング

モエンM、モエンW PC030BE-9201 NS型各認定番号による センターサイディング 木造下地

注1)内装制限の適用を受ける建築物の部分は、居室および居室から地上に通ずる主たる廊下、階段その他の通路の壁および天井(天井がない場    合は屋根)の室内に面する部分である。ただ、A・B・C・G・I・J欄の※については、規定に該当する居室の壁の床面からの高さが1.2m以下の    部分には適用されない。(建基令129・①、112・⑥)

 2)Bのうち耐火建築物または主要構造部を準耐火構造とした準耐火建築物にあっては、100㎡(共同住宅の住戸にあっては200㎡)以内ごとに    防火区画された部分を除く。

 3)Bのうち1時間準耐火構造の準耐火建築物の下宿、共同住宅または寄宿舎の用途に供する部分は、耐火建築物の部分とみなす。  4)内装制限の規定で、2以上の規定に該当する建築物の部分には、最も厳しい規定が適用される。

 5)スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、泡消火設備その他これらに類するもので、自動式のものおよび建基令126の3の規定に適合する排煙    設備を設けた建築物の部分については、内装制限の規定は適用されない。(建基令129・⑦)

 6) I・J欄の規定について、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、泡消火設備その他これらに類するもので、自動式のものを設けた部分について    は、防火区画の床面積は2倍まで緩和される。(建基令112・①) 

 

8)建築物の内装制限(法35条の2、建令128条の3の2~129、平成12年建設省告示1439号)

○建築物は、その用途、構造、および規模により内装制限の規定があります。

■内装制限一覧

 12-1 「建築基準法」の防耐火性能に関わる規定

用途・構造・規模区分

劇場・映画館・演芸場・ 観覧場・公会堂・集会場 病院・診療所(患者の収容施設の あるもの)・ホテル・旅館・下宿・共 同住宅・寄宿舎・児童福祉施設等 (幼保連携型認定こども園を含む) 百貨店・マーケット・展示場・キャバレー・ カフェー・ナイトクラブ・バー・ダンスホール・ 遊技場・公衆浴場・待合・料理店・ 飲食店または物品販売業を営む 店舗(10㎡以内を除く)

地階または地下工作物内の居室 等で、A・B・Cの用途に供するもの 自動車車庫・自動車修理場

無窓の居室

(建基令128の3の2参照)

大規模建築物

(階数および規模によるもの)

火気使用室

階数が11以上のもの

地下街

避難・特別避難階段室 エレベーター乗降ロビー

当該用途に供する部分の床面積の合計

内装制限

耐火建築物

の場合

準耐火建築物

の場合

その他建築物

の場合

居室等

地上に通ずる

主たる廊下・

階段・通路

建築基準

法施行令

(客席)  400㎡以上

(客席)  100㎡以上

(3階以上の合計) 300㎡以上

(2階部分)300㎡以上 (病院・診療所は、2階 に患者の収容施設が ある場合に限る)

200㎡以上

難燃材料 (3階以上の階に 居室を有する建 築物の当該用途 に供する居室の 天井については、 準不燃材料とす る)

準不燃材料

同 上

同 上

同 上

同 上 129・① 128の4・①

(3階以上の合計) 1,000㎡以上

(2階部分) 500㎡以上

200㎡以上

全  部

全  部

同 上

同 上

同 上 同 上

同 上 準不燃材料

129・③ 128の4・①・三 129・② 128の4・①・二 129・⑤ 128の3の2 50㎡以上

(ただし、天井の高さが6mを超えるものを除く) ・階数が3以上で500㎡を超えるもの

・階数が2で1,000㎡を超えるもの ・階数が1で3,000㎡を超えるもの

ただし、次のものを除く

1,学校等(建基令126の2・①・二参照)

2,100㎡以内ごとに防火区画され特殊建築物の用途に供  しない居室で、耐火建築物又は主要構造部を準耐火構  造とした準耐火建築物の高さが31m以下の部分にある  もの

3,②欄の用途に供するもので高さが31m以下の部分

住  宅:階数が2以上の住宅で、最上階以外の階に       ある火気使用室

住宅以外:火気使用室は全部

(ただし、主要構造部を耐火構造としたものを除く)

難燃材料 同 上

128の4・②③ 129・④

――――― 準不燃材料

129・⑥ 128の4・④

100㎡以内に防火区画された部分 ※1 112・⑤

200㎡以内に防火区画(防火設備の区画を除く)された部分 準不燃材料(下地とも)※ 112・⑥

500㎡以内に防火区画(防火設備の区画を除く)された部分 不燃材料(下地とも)※ 112・⑦

100㎡以内に防火区画された部分 ※2

128の3・①・三 128の3・⑤ 200㎡以内に防火区画(防火設備の区画を除く)された

部分

準不燃材料 (下地とも)※

500㎡以内に防火区画(防火設備の区画を除く)された 部分

不燃材料 (下地とも)※

(地下道) 不燃材料 (下地とも)

全  部 不燃材料(下地とも)

※1 I欄の規定では、100㎡以内に防火区画された部分については、使用材料の制限は記されていないが、建築物の階数および規模によるG欄の     規定が適用される。

※2 J欄の規定では、100㎡以内に防火区画された部分については、使用材料の制限は記されていないが、A・B・C欄の用途に供する部分につい     ては、D欄の規定が適用される。

(8)

 12-2 住宅品質確保の促進等に関する法律

 

1)住宅品質確保法の骨子

 

 

瑕疵担保責任の強化

  請負者(住宅会社や売り主)は、引き渡した新築住宅に瑕疵があった場合、

  10年間はそれに対して責任を負い、補修や賠償金の支払いに応じなければなりません。

 

 ■瑕疵担保責任の対象となる部分

部位

ニチハ対応品

下地構成

防・耐火認定番号

■火災時の安全について

  

戸建てまたは共同住宅(延焼のおそれのある部分:開口部以外)

構造耐力上主要な部分

雨水の浸入を防ぐ部分

①住宅の基礎、基礎杭 ②壁 ③柱 ④小屋組   ⑤土台 ⑥筋かいなどの斜材 ⑦床版 ⑧屋根版   ⑨梁・桁などの横架材

①屋根の仕上げ・下地など ②外壁の仕上げ・下地など

2 住宅性能表示制度の創設

   住宅の性能を表示するための共通のルール(日本住宅性能表示基準・評価方法基準)を設け、 第三者機関である「登録住宅性能評価機関」がその基準に基づいて性能を検査・評価します。 ただし、これは検査した際の性能を評価したものであり、性能を10年間保証するというものでは ありません。また、性能評価を受ける・受けないは契約当事者の任意です。

性能表示される

10分野34項目

①構造の安定 ②火災時の安全 ③劣化の軽減 ④維持管理への配慮 ⑤温熱環境・エネルギー消費量  ⑥空気環境 ⑦光・視環境 ⑧音環境 

⑨高齢者などへの配慮 ⑩防犯

3 紛争処理機関の設置

  住宅性能評価書が交付された住宅に万一トラブルが発生した場合、その紛争に関する処理を

斡旋・調停・仲裁する「指定住宅紛争処理機関」が設置されました。今までは多大な費用と長い 期間を要していた紛争が、容易に迅速にそして安価に処理できる道が開かれました。

瑕疵担保責任

の強化

住宅性能表示制度

の創設

紛争処理機関

の設置

等級

耐火時間

4 60分

風光、エクセラード18、エクセラード16 (Fu-ge、グランスペック60)

木造下地・不燃下地

1時間準耐火構造 QF060BE-9225

3 45分

風光、エクセラード16(※1)、モエンS 木造下地・不燃下地

45分準耐火構造 QF045BE-9226 モエンM、モエンW 木造下地

2 20分以上

木造下地・不燃下地

防火構造

PC030BE-9201(木造下地) PC030BE-9202(不燃下地)

木造下地・不燃下地 各型による 4 60分 軒天18 木造下地

1時間準耐火構造 軒裏 QF060RS-9121 3 45分

45分準耐火構造 軒裏 QF045RS-9122、0053 軒天14 木造下地

2 20分以上 軒天12 木造下地

30分準耐火構造 軒裏

QF030RS-0154、0155、0156、0157

※1 エクセラードアドヴァンスは、個別に認定番号を取得しています。 ※2 軒裏に関する防耐火認定番号については、総合カタログをご参照ください。

ニチハ 外壁通気構法 関連商品・部材

■劣化の軽減について

  

構造躯体などに使用する材料の交換など大規模な改善工事を必要とするまで期間を伸長する        ための必要な対策

劣化対策等級(構造躯体)

通常想定される気象条件および 維持管理下で概ね75~90年

通気できる構造 となっている 外壁

・モエン透湿防水シートⅠ

・下地用木胴縁(現場調達品または住宅会社様支給品)   ・通気土台水切  ・通気見切縁  ・オーバーハング部材   ・通気留付金具  ・モエン本体   ・換気棟セット  ・L型通気材 2

通常想定される気象条件および 維持管理下で概ね50~60年

※等級3と等級2の違いについては、住宅品質確保法の条文をご確認ください。

2)日本住宅性能表示基準のニチハ対応品

 

 

風光、エクセラード(※1)、モエンS

センターサイディング

モエンM、モエンW PC030BE-9201 NS型各認定番号による センターサイディング 木造下地

注1)内装制限の適用を受ける建築物の部分は、居室および居室から地上に通ずる主たる廊下、階段その他の通路の壁および天井(天井がない場    合は屋根)の室内に面する部分である。ただ、A・B・C・G・I・J欄の※については、規定に該当する居室の壁の床面からの高さが1.2m以下の    部分には適用されない。(建基令129・①、112・⑥)

 2)Bのうち耐火建築物または主要構造部を準耐火構造とした準耐火建築物にあっては、100㎡(共同住宅の住戸にあっては200㎡)以内ごとに    防火区画された部分を除く。

 3)Bのうち1時間準耐火構造の準耐火建築物の下宿、共同住宅または寄宿舎の用途に供する部分は、耐火建築物の部分とみなす。  4)内装制限の規定で、2以上の規定に該当する建築物の部分には、最も厳しい規定が適用される。

 5)スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、泡消火設備その他これらに類するもので、自動式のものおよび建基令126の3の規定に適合する排煙    設備を設けた建築物の部分については、内装制限の規定は適用されない。(建基令129・⑦)

 6) I・J欄の規定について、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、泡消火設備その他これらに類するもので、自動式のものを設けた部分について    は、防火区画の床面積は2倍まで緩和される。(建基令112・①) 

 

8)建築物の内装制限(法35条の2、建令128条の3の2~129、平成12年建設省告示1439号)

○建築物は、その用途、構造、および規模により内装制限の規定があります。

■内装制限一覧

 12-1 「建築基準法」の防耐火性能に関わる規定

用途・構造・規模区分

劇場・映画館・演芸場・ 観覧場・公会堂・集会場 病院・診療所(患者の収容施設の あるもの)・ホテル・旅館・下宿・共 同住宅・寄宿舎・児童福祉施設等 (幼保連携型認定こども園を含む) 百貨店・マーケット・展示場・キャバレー・ カフェー・ナイトクラブ・バー・ダンスホール・ 遊技場・公衆浴場・待合・料理店・ 飲食店または物品販売業を営む 店舗(10㎡以内を除く)

地階または地下工作物内の居室 等で、A・B・Cの用途に供するもの 自動車車庫・自動車修理場

無窓の居室

(建基令128の3の2参照)

大規模建築物

(階数および規模によるもの)

火気使用室

階数が11以上のもの

地下街

避難・特別避難階段室 エレベーター乗降ロビー

当該用途に供する部分の床面積の合計

内装制限

耐火建築物

の場合

準耐火建築物

の場合

その他建築物

の場合

居室等

地上に通ずる

主たる廊下・

階段・通路

建築基準

法施行令

(客席)  400㎡以上

(客席)  100㎡以上

(3階以上の合計) 300㎡以上

(2階部分)300㎡以上 (病院・診療所は、2階 に患者の収容施設が ある場合に限る)

200㎡以上

難燃材料 (3階以上の階に 居室を有する建 築物の当該用途 に供する居室の 天井については、 準不燃材料とす る)

準不燃材料

同 上

同 上

同 上

同 上 129・① 128の4・①

(3階以上の合計) 1,000㎡以上

(2階部分) 500㎡以上

200㎡以上

全  部

全  部

同 上

同 上

同 上 同 上

同 上 準不燃材料

129・③ 128の4・①・三 129・② 128の4・①・二 129・⑤ 128の3の2 50㎡以上

(ただし、天井の高さが6mを超えるものを除く) ・階数が3以上で500㎡を超えるもの

・階数が2で1,000㎡を超えるもの ・階数が1で3,000㎡を超えるもの

ただし、次のものを除く

1,学校等(建基令126の2・①・二参照)

2,100㎡以内ごとに防火区画され特殊建築物の用途に供  しない居室で、耐火建築物又は主要構造部を準耐火構  造とした準耐火建築物の高さが31m以下の部分にある  もの

3,②欄の用途に供するもので高さが31m以下の部分

住  宅:階数が2以上の住宅で、最上階以外の階に       ある火気使用室

住宅以外:火気使用室は全部

(ただし、主要構造部を耐火構造としたものを除く)

難燃材料 同 上

128の4・②③ 129・④

――――― 準不燃材料

129・⑥ 128の4・④

100㎡以内に防火区画された部分 ※1 112・⑤

200㎡以内に防火区画(防火設備の区画を除く)された部分 準不燃材料(下地とも)※ 112・⑥

500㎡以内に防火区画(防火設備の区画を除く)された部分 不燃材料(下地とも)※ 112・⑦

100㎡以内に防火区画された部分 ※2

128の3・①・三 128の3・⑤ 200㎡以内に防火区画(防火設備の区画を除く)された

部分

準不燃材料 (下地とも)※

500㎡以内に防火区画(防火設備の区画を除く)された 部分

不燃材料 (下地とも)※

(地下道) 不燃材料 (下地とも)

全  部 不燃材料(下地とも)

※1 I欄の規定では、100㎡以内に防火区画された部分については、使用材料の制限は記されていないが、建築物の階数および規模によるG欄の     規定が適用される。

※2 J欄の規定では、100㎡以内に防火区画された部分については、使用材料の制限は記されていないが、A・B・C欄の用途に供する部分につい     ては、D欄の規定が適用される。

参照

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